格言メモ帳

広告を考える時に
「これは大切だ」
と思ったこと、
誰かが話してくれた時の言葉や
本に書いてあった言葉を


小さなメモ帳に、
書きとめている。


たとえば、
表現のきつさに弱気になって、
無難な方へと流れていきそうなときは、


「書いてる時はオーバーな表現に思えても
 読まれるときには、
 それでも控え目になる」


で、広告が見られていないことを思い出す。
勇気を出す。
クライアントさんにも言う勇気を出す。


「消費者はその気になれば、
 買わない理由なんていくらでも思いつける」


のだから。
広告には3種類あると教えてくれた。


「1、ものを売る広告。
 2、ものを売れない広告。
 3、ものを売れなくする広告。」


広告は出稿することが、目的ではない。
ツールとして機能するかどうかだ。
 

「自分のお金で、広告を出すと考えたら、
 そんな案にはならないはずだ」


費用対効果を追及する大切さ。
そのために、


「広告をつくるお金は、
 商品を買ってくれた消費者の方々の
 お金から成ることを、
 忘れてはいけない。」


だから打ち合わせでは、


「営業的には・・・ 
 クリエイティブ的には・・・ 
 マーケ的には・・・
 クライアント的には・・・
 私的には・・・
 からはじまる発言はやめろ。
 すべて、「消費者は・・・」からはじめろ」


を胸にとどめる。
基本は、


「商品を1000個手渡されて、
 一週間で売って来いって言われたら、
 なんて言いながら、
 誰に、どこに、売りに行くか」


その案は
「一般人の感覚か?」


なのだ。



私のすきなコピー、
「広告にお金をかけるくらいなら、
 商品を安くしてください。」
というのがあるのだが、
この消費者の感覚に、
答えられるかかどうかだと思ったりする。
うちらのいる意味。




できない現実との落差に愕然とするけど、
がんばろう。
ちゃんと役に立てる広告が作れるようになりたいから。


そのための頭と技術と経験と根性を
身につけよう。


やれないことも、やりたいことも、
まだまだたくさんあって、
悔しいけれど、いいと思う。