レンピッカ

休日の渋谷は疲れる。


それでも見たかった
タマラ・ド・レンピッカ展である。

タマラ・ド・レンピッカ (岩波アート・ライブラリー)

タマラ・ド・レンピッカ (岩波アート・ライブラリー)


マドンナも愛したという
彼女の画は、


華やかで、
攻撃的で、
ビビッドで、
セクシーで、


描かれている女性の
細く切れた強い眼が
とても印象的だった。


女性が強くあることが、
男性的な変化としてあるのではなく、
女性の色っぽさを増す形で存在していて、
とても魅力的に見えるのだ。


映画ジャンヌダルクを思い出す。

ジャンヌ・ダルク [DVD]

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さらに面白かったのは、
その後、画の雰囲気が
変化していること。


華やかさから一転、
宗教的なモチーフを描くようになり、
画のトーンも静寂へと変わっていくのだ。


それは、
彼女の私生活の変化の表れであり、


女性の一生は、
常に、周囲の何ものかに、
感受性高く影響を受けながら、
取り込みながら、


しなやかに進むのだなあと、
思った。