マイペース

マイペースに
お買いものをした。

いつもの美容院で
シャンプーを買う。

神保町で本を買う。
（デーブスペクターさんを見た！
　ロケ中だった。
　朝、サンデージャポンで見て、
　現実に見て、
　なんだか不思議な気分になった
　思ったより、老けてた）

紅茶と緑茶を買う。
店員さんにのせられて
高価な緑茶を買ってしまった。
50グラム3600円。
（給料でたということで・・・）
手積みで、
徳川家御用達だとかなんとか。
パッケージも
フランス人が富士山をイメージして描いたイラストで
おしゃれだ。
本山茶という、とろりとした、静岡のお茶。
うん、やばい。

デモを見た。
北京オリンピック反対。
雨に濡れた日の丸と
高々と上げられる右手右手右手・・・。

着物を見た。
なんとなーく見てた。
店員のおばさまが来て
「これいいんじゃない、
　これいいんじゃない」
と次々見せてくる、その色が
赤や黄色となかなか明るい。

「若いんだから、
　こんくらいでも全然。
　十八とか十九くらいでしょ？」

というから、24ですよ、と言うと、

「あら結構いってるわね」

と言われた。
次にすすめてきた色が紫で、
極端だぜ、と思った。

でも、ぱっと私を見て、
合うんじゃないかと
赤や黄色をすすめてきたはずなのに。

似合う似合わないの中には、
見た目だけの話でなく、
「ふさわしい」という感覚が
内包されているんだなあと思った。

家に帰って、
本棚の整理をした。
横に積んで積んで積んでを解消させて、
すっきりした。

本棚をきれいにすると、
本に愛情が持てる。

整える作業は、
愛情を注ぐ作業だからな。

それは、
自己に対しても言える。