ガッツさんの故郷

龍の彫刻

実家に帰ってきた。


晴れていたので
ドライブ。


ということで。


山の方に車を走らせる。


ガッツ石松さんの

神様ありがとう俺の人生 (新装版)

神様ありがとう俺の人生 (新装版)

生まれた町。


本日ヤマメ釣
解禁日。


河のほとりで
蕎麦を食べる。


上を目指すと
賀蘇山神社があり
そこには
1800年も生きた杉と
日光東照宮を彫刻した
民たちの手に寄って
彫刻された
賀蘇山神社の神殿がある。


杉と竹に覆われて
鬱蒼としていて
整備された道もほとんどない。


昔は女人禁制だったような山に
それはある。


父と母とぐるりと社殿を
みる。


父が
「これはスゴイ」
という。


何十匹という龍が
社殿の内から飛び出すように
彫刻されていて
見事。


只、維持費がないのか。
重要文化財に指定されているものの
回りを覆うカバーもなければ
カビが繁殖している。


おそらく
朽ちてなくなるのだろう。


どっちかっていうと
そういう
朽ちてなくなるもの方が
多いんだろう。


人間が
守ったり
助けたりできるものなんか
ほんのわずかなのに
なんかいろいろ
できる気になってる。


傲慢を正す気分になる。


おみくじを引く。


中吉。


「さびしさに
 何とはなくて
 来て見れば
 うれしさ桜の
 花ざかりかな」