好きなひとが、できました

は中二の頃。


忘れられないコピーっすね。


強かに
計算されているんだけれど
ストレートな言葉の
強さと勢いを見て
感動したというか。


その後
「生きろ」とか出てきて

もののけ姫 [DVD]

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もうなんなんだろう
3文字の底力
なんて
更に感動してものですが。。。


ということで。


耳をすませば」を

耳をすませば [DVD]

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見る。


あたしは
ジブリ作品の中では
天空の城ラピュタ」が

天空の城ラピュタ [DVD]

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一番好きだけれど
それと張るくらい
耳をすませば」が好きだ。


妄想癖でネコ追いかけて
ファンタジーが好きで
高いところが好きで
「書きたいものがあるの」
とか言って
小説書いて


「勉強しなきゃだめなんだって」
って気付いて


主人公・雫にシンクロする
文学少女って多いんじゃないか。


あたしも多勢の一人だ。


中一の時に小説を書いて
漫画を描いた友達と一緒に
担任の先生のところに持っていって
(友達は漫画を持っていった)
読んでもらった。


まだ若い(大学卒業2年目くらい)
数学教師の岸先生は
一生懸命読んでくれて
感想を手紙でくれた。


「台詞が多いので
 あゆちゃんは
 脚本家に向いてると思うよ」


中三になって
選択科目で国語を選択する。


台詞の多い小説は
稚拙な小説だということを
知る。


雫同様
とにかく一回書くと
自分の知識の無さを痛感する。


高校推薦受験の際


「あたしは小説家になりたいので
 たくさん知識が必要です。
 だから
 高校でいろんなことを知りたいです」


と面接官の前でしゃべった。


芥川賞とか直木賞とかとるんだね?」



笑いながら面接官の先生が
尋ねてくれて
あたしは


「ハイ!」
と返事をした。


実際は
綿矢りさの「蹴りたい背中」を

蹴りたい背中

蹴りたい背中

読んで
「うわあ、面白い」とか
思っている。


高校3年生にあがる際
だんだん
「小説家になれない自分」を
意識し始める。
いやむしろ、遅い。


「大学学部はどうしようか?」
「何になろうか?」と考えるものの
さっぱり思い浮かばない。


ある日
ポカリスウェットのCMを見る。
そのCMに感動して
一時ポカリばかり飲みまくった。


そんな
踊らされている自分に
はたと気付いて
広告ってすげえと
単純に思う。


広告批評とかを買い始める。


そして今日
新しいスーツと靴を買う。


ちゃんとあたしは
広告のお仕事
やっていけるか


さて、どうか。


耳をすませば」を見ながら


「あぁ、これは博報堂か」
とつぶやく
あたしがいる。