落ちこぼれ

劇団ひとり
陰日向に咲く

陰日向に咲く

陰日向に咲く

を読む。


うわぁ
ちょっと涙
こぼれたがね。


似たような作品は
きっとあると思うし
多分流行りだし
オチとかちゃんとつけちゃってる辺り
「おぉ劇団ひとりだ」って思っちゃうけれど。


あるようで
ここまで温かい本を
あたしは読んだことないよ。


落ちこぼれを
可哀想とか
惨めとか
汚いとか
そういう類じゃなくて
すごく温かく魅せてくれる。


故人(になってしまったよ)
茨木のり子さんの
「落ちこぼれ」

落ちこぼれ―茨木のり子詩集 (詩と歩こう)

落ちこぼれ―茨木のり子詩集 (詩と歩こう)

を思い出すような。。。


「落ちこぼれ
 和菓子の名につけたいようなやさしさ
   ・ 
   ・
   ・
 落ちこぼれ
 結果ではなく


 落ちこぼれ
 華々しい意志であれ」  


それでも
やっぱりあたしは
正直。


一般的に言われるような
落ちこぼれにはなりたくないし
落ちこぼれた人と
一緒になりたくないと
思うけれど。


勝ち組負け組
久しく語られ
定着してしまったココで
落ちこぼれを
和菓子の名前にしたいなって思えるような
やさしい、
劇団ひとりに通じるような感性は


もっていたいなと
思うのだよ。