男の浪漫 - さぼてんの会話

佐野プレミアムアウトレットに
お買い物に行く。

お正月三が日。
地元だけじゃなく
群馬や千葉や埼玉からも
人が押し寄せてくる。

すると
妹が叫んだ。

大学の先輩が
居たらしい。

彼女、、、
じゃない女の人を連れて。

「姉ちゃん、やばいよ、やばいよ！」
「妹とかおばさんとかじゃないの？」
「違うよ、あれやばいよ！
　だって(彼女さんから)相談されてたんだもん」
「何！まじでか！」

二人でコソコソきゃあきゃあ
盛り上がる。

「どーしよ、どーしよ」
「写メ撮ったらウケるね」
「うん！撮って撮って」
「撮るんか！？」

妹が近づくとバレるということで
さりげなくあたしが
近づく。

ベストショットを抑える。

ボルテージのあがる
姉妹。

なぜか妹と二人で
丸山弁護士のCDデヴュー作

「浪漫」を口ずさむ。

写真の使い道は
妹にその権利を委ねた。

人間、
どこで見られてるか
ホント分からんもんだ。

まさか
あんまり顔なじみでない後輩の
全く知らない姉に
写真を撮られているとは
こちらから切り出すことがない限り
一生思い描くこともないだろう。

まぁでも
写メ倫理的には
全くよろしくないデスケドネ。

とうとうMP3を買った。

デザイン負け
SONYの１Gに
手を出した。