親友と幼馴染

小学校からの
大切な親友。


高校は別々だったから
違う制服を着て
一緒に電車に乗って
通った。


今は品川と青山で
バーテンダーしてる。


クラリネットを吹いて
音楽も志している。


あたしと
全く違う生き方をしている
彼女だから
彼女の話は
あたしの知らない世界で
面白い。


ファミレスで
だらだら話し続ける。


「そういえば
 一緒に旅行行ったことないね」


「あるよ」


「いつ?」


「修学旅行」


「そういうんじゃなくて」


2月か3月
行こうじゃないか。


その前にあなた
その日は仕事休んでね☆


夕方頃には
幼馴染が家にやって来た。


だらだら話す。


メールや電話が通じなかったのは
ケータイをなくしたから


「いつ失くしたん?」


「30日」


「最悪」


「いや、新しい気持ちで新年が始まるよ」


彼は今年就活組。
とりあえず
明日ケータイを買いに行く。


「そー言えば会長が
 25歳になったら同窓会しようって
 計画してるよ」


25歳とか
あたしちゃんと何かを
やれているんだろうかな。


みんな
何してるんかな。