個人的オタク論

最近
相方さんが口にする
リクルートスーツ萌え」
だとか
メイド喫茶黒夢ちゃんがイイ」
だとか

最強萌系メイド喫茶ガイド (ミリオンムック)

最強萌系メイド喫茶ガイド (ミリオンムック)

または
2ちゃんねる用語を多用した文体など
オタク的言動に少し


腹が立つ。


なぜ?
なぜ今になって?
今日
その理由にハッと気付いた。


簡単に言うと、
彼がオタクではないからだ。


彼は
オタク的な言動を用いることで
その世界を遊びつつも
常にそのオタク的世界からは
半歩下がり
あくまで傍観者として
楽しんでいるのだ。


いや、違う。
そのことに関しては
彼にだって自覚があるし
あたしもずっと前から
知っているハズだ。


もっと奥深い理由があるのだ。


結局
彼のイイトコ取りスタイルに
腹が立つのだ。


中学二年生頃の私は
当時のレベルで言えば
「オタク」と言われて
全くおかしくないレベルであったし
周囲もそのように認知していた。
生徒会に属していたり
比較的人当たり悪くない人間だと
思うから
それで友達が少ない、、、
ということはなかったけれど
おおっぴらには言えない
ちょっと後ろめたい。
たまにオタク的発言をすると
「え、何?」みたいな
怪訝な顔をされる。


今の相方さんと付き合う時
富士見ファンタジア文庫
電撃文庫の存在を
ひた隠していたのも
事実だ。


しばらくして。
相方さんの
「実はモー娘。
 すごいはまってた時期があって。。。」
というカミングアウトから
真の相互理解が
始まったのだ。。。


話が飛んでしまったけれど。


つまり
その時のあたしは
オタクの宿命である負の部分を、
今で言う
「キモイ」と称される現実を
ちゃんと背負っていたわけで。


しかし今の彼は
そういった負の部分を
全くといっていい程感じていない。
だって彼は
本当のオタクではないから。


上澄みのイイトコ、
タノシイトコだけを身につけた
似非オタクなのだ。
「自覚している」と話すが
最近
その境界が曖昧に見える点が
起因である。


電車男」のおかげか
オタク文化
一つのブームのようになっている。
メール文に
2ちゃんねる用語を用いたり
「萌え〜」を日常会話に用いたりする。
(2ちゃんねるは厳密にはオタク文化ではない!
 という非難もあると思うが
 ここでは「一般的にどう思われているか」
 を念頭に置く)
何かにつけて
「オタク、アキバ」と、
すぐオタク文化と結び付けたがる。


結局彼らも
イイトコ取りなわけで
実際のオタクを目にすると
「キモイ」とか言うわけだ。


フザケルナー!


相方さんは
そういった一つのブームの
先駆けという感じか。


あたしは
「キモイ」とけなされてまで
好きなものを追求する
その姿勢を賛美しよう
尊敬しよう。


相方さんも一度
誰かに
「キモイ」と
もちろんそれは
ちょっと楽しそうに、
からかうように
オタクが流行ってるから使われるような
ウケ狙いがハマったような
「キモーイ☆」ではなくて
心からの
「キモイ!」を
受けて欲しい。


いいや、
受けるべきなのだ。


なんて
オタク文化が一般化されている

それは意味のないことなのだろうか。。。


本当のオタクは
そんなこと
気にも留めず
ひた走っているんだろうナ。


スバラシイなあ。。。