おいお前・・・

「合格」の文字が
送られてくる。


教育実習先の三年生
仲良し女の子2人組。


二人とも
合格したそうだ。
3年生はクラスも授業も
担当していなかったのに
メールで知らせてくれることも
嬉しい。


すばらしい
よかった
残り少ない高校生活を
はちゃめちゃに楽しんでおくれ。


さて。
「勉強教えて」

教育実習先の一年生が
ひょっこりやって来た。


「何をよ?」
「数学」
「どこやってるの?」
「サインコサイン・・・」
「無理だ(半ば逆切れ)」
「じゃ社会と英語」
「あ、それならイケると思われる」


大学の中を見たいというので
一学で社会を
図書館と
閉館後は
桜ココスで英語を
勉強する。


「大日本国憲法日本国憲法の違いは?」
三権分立の三権を答えよ」
「ルソー、ロック、ホッブズモンテスキューの主著は?」
第二次世界大戦の連合国と三国同盟の各々の国名を答えよ」
「冷戦によって分断された国は?また何線によって分断された?」


一問一答形式。
とにかく
ストーリーを作りながら
覚えろー


英語は
受身を教える。
すると実は
I my me mine
He his him his
などの違いや
どんな場合にDoで
どんな場合にDoesで
どんな場合にDidになるかを
全く理解していなかったことが
発覚。


「おいお前・・・」
「今まで当てずっぽうだもん」
「おいお前・・・」


受身を一旦おいて
覚えさせる。
御飯を食べにやって来た相方さんも
いつの間にか
分かりやすい早見表を
熱心に作ってあげている。


短文穴埋めの問題を作って
そこに受身や完了形なども加えて
何度もテストをする。


何をしたらいいか
勉強方法は
分からないけれど
やる気だけはある
と、自称する。


進路について
話したいようなので
たくさん聞いて
思ったことを返す。


やっぱり
ちゃんと先生に相談して
ただ相談するだけじゃなくて
先生のやる気をたきつけて
巻き込んで
味方につけるくらいじゃないと。。。


最後のほうは
本当に理解するようになって
嬉しかった。


学校の会合の終わった
お母様がやってきて
「どうもすみません、
 ホントありがとうございます」
って
夕飯をごちそうになった。
申し訳ないやらやら。。。


高校生の寝る時間を聞いて
ちょっとびっくりする。
「何、じゃあいつも二時間後くらいには
 寝てるんじゃないか」


今日は遅くまで勉強
お疲れ様でした☆