そんなに考えていない。

時間てあるんかいな。


政りだ!祭りだ!と、
ここぞとばかりに語りだす女性政治家が
きらい。
自分にしかウケないアイロニーでコメントを閉じる
ワイドショーコメンテーターが
きらい。


無いのに
卒論の足しにも毒にもならない過ごし方をしている
まるであたしの夏休みだ。
パスタをゆでながらテレビを見ていて
でも本当はそんなに考えていないことも
メタ的にちゃあんと理解っている。
社会学生だからって
そこら辺の21歳と大差ない。


9月11日総選挙。


だから。
杉田かおるが「セレブは吸わない」っていう
禁煙ポスターのモデルになっている事実の方に
まだまだささやかな未来を感じてしまうんだ。



三島由紀夫
潮騒」を読み終える。


夜中の二時頃。
パピコ片手に散歩に出かける。
歩いて歌ってまた歩く。
肌の話。
ナリチャの話。
苦手な人種の話。
先生の話。
お茶が飲みたい今ここの話。


空が軽くなってくるのを見る
四時過ぎ。


セミの死骸にいくつか出会う。
たまにジジジと動いて
それは息、ていると知る。
けれど、
それに対して本当はそんなに考えていないことも
メタ的にちゃあんと理解っている。
何か意味があるように演出したいだけ。


そういう人種でありたいだけ。


なんて、
本当はそんなに考えていない。


ダマサレルナァ!!