ホノカアボーイ

映画ホノカアボーイの感想。


全ハワイロケの
ロームービー。


ゆったりと流れる
空気と時間の中で
おいしそうな手料理が並んでいく。


分かるよ、分かるよ、
このスローな感じが
すごく素敵だってこと。


だって私は高校生まで
絶対都会には住みたくないって
思ってたし、
将来、きれいな川の流れる
山のふもとの、
里みたいなところで
暮すんだって憧れてたし、


なんだけど、なんだけど。


この映画を
卑怯だなって
思ってしまう所は、


人の嫉妬を描いているのに、
その嫉妬によって起きた
救急車を呼ぶまでの騒動とかを
描いているのに


何もなかったかのように
さらっと
スローで美しい情景に
戻ってしまうところ。


おかしいよ、そんなの。


スローな空気にのまれたら
何もかも許されちゃうような感じ。



おかしと思う。
そう思う私、
ちょっと大人になってしまったのだなぁ。