夜10時から、

仕事が終わった。
会社ではなく
プロダクションさんにて。


たいへんお腹がすいていた。


金曜日の夜なので、
まっすぐ帰るのももったいないし、
かと言って
会社に戻って
誰かを探すのもなんだし、
呼び出した相手が、
終電で帰っちゃうのもなんだし、
かといって自分の呼び出しのせいで
タクシー帰りさせちゃうのが
申し訳ない感じがする方も気が引けるし、


うーんうーんうーん
とケータイをいじって


久しぶりに
大学の先輩にかけてみることにした。


ワンコールで出てくれた。
むしろびっくり。


先輩はご飯は食べたというが、
フランス料理かなんか、
夜中まであいてるところに
連れて行ってくれた。
ありがたい。
いい先輩だと改めて思った。


先輩のおともだちさんとも
一緒に食べた。


おともだちさんは、
初対面と言うのに、
ぺらぺらぺらぺらぺらぺらぺら〜と
自信やプライドの高さを
隠すことなく、臆することなく、
自分の考えや自分の性格を話す方で、


わたしと全然ちがくて楽しかった。


先輩と似てるなーと思った。
(先輩の周りは、
 そういう人が集う場所なんだろうか)


自信のある人と話すと、
いつも思う。


この人は、
失敗したとき、
ほんとは自信ないとき、
どんなことを思っているんだろうって。


どうやって克服したり
立ち直ったりするんだろうって。


そもそもずっと前しか見てなくて、
落ち込んだりしねえのかな。


聞いてみたらよかったナ。


知らない人と話すのは、
大人数は嫌だけど、
こういう形なら悪くないと思う。



ああ、あと。


先輩はいつも
「面白いことがしたい」
っていうんだけど、
先輩が感じる「面白いこと」って
どんなことなんだろうっていう
先輩の軸についても、
もっと聞いてみたらよかったナ。