ヒミツの花園

火曜日10時からフジテレビで放映しているドラマ
ヒミツの花園』にはまっている。


このドラマを応援したくなる理由は
キャスティングに頼っておらず、
(主役が釈由美子

釈由美子 2005年度 カレンダー

釈由美子 2005年度 カレンダー


純粋にストーリーが面白いんです!
キャラクターが一人一人、
際立ってるんです!
というのもあるが、


漫画や小説などの原作がない、
純粋なドラマである点も大きい。


つまり、
どうやっても
ストーリーを先読みすることができない。


「どーなるの、次どーなるの?」
のわくわくを楽しめる。


これって、
最近では失われてしまっている
ドラマの楽しみ方だ。


売れっ子少女漫画家花園ゆり子の正体は
4人兄弟で
その担当編集についた
月山(釈由美子)との様々な出来事が
ストーリーになるのだが、
中盤に差し掛かり、
ドラマも本題に入り始めてきた。


その中で、
今日の4男ひなたのセリフに
「うおー!」と興奮した。


自分たちの漫画がドラマ化されることが決定し、
見学に来てそのプロデューサーと会う。
その感想を述べるのだが、


「あの人たちは
 自分たちでストーリーを作るのが面倒だから
 僕たちの漫画を使うのであって、
 漫画が好きなわけじゃない」


みたいなことを言うのである。
(正しいセリフ、忘れた)


原作ありのドラマ、映画が、
主流となっており、
(チェックしていたら、
 今後公開される邦画は
 ほとんど小説が原作だ!)
当たり前のようになってきているけど
私はそれが全てになって欲しくないんである。


やっぱり
ドラマには
それに適したストーリー展開があって
(CMをはさんで悶々とさせるとか
 来週まで引っ張るとか
 テレビっていう
 みんなが無料で見られちゃうメディアである点とか)
映画には
それじゃなきゃ扱えない
でかいテーマがあって
小説には
映像にはできない深みを出すことができたり
漫画には絵だからこそ可能な
勢いとかストーリーがきっとあって
(詳しくはわかんないけど)


それを
別のメディアに組み替える作業ばかりに
終始しないで欲しいのである。
(それにより、
 新たな面白さが増す場合もあるけれど。
 「のだめカンタービレ」みたいに
 

のだめカンタービレ キャラクター・セレクション のだめ編

のだめカンタービレ キャラクター・セレクション のだめ編


もっと
メディアを前提に作るストーリーを
大事にして欲しいと思ったりするんである。


それが
ドラマや映画の分野で
著しく失われているような気がして


前から少し気になって・・・
ちょっと残念なのである。