飛ぶ鳥、後を濁す。

社会人一番最初の部屋を
退去した。


文庫本を詰めた
あたしにとってはめちゃめちゃ重い
段ボール箱
3箱重ねて階段を下りていく
引越し屋のお兄ちゃんを見て


あたしが絶対にできない職業は
引越し屋さんかもしらんな
とふと思った。


何もなくなった
がらんどうの部屋は


つくばを出る時程の
愛着はなかったけれど


思わず記念にと
写メをとってしまうほどには
惜しい気持ちになっていた。


ありがとうございました。
楽しかったよ、さようなら。


木曜日から
東京都民になります。














段ボール箱に入れ忘れた
ビニールテープは
置いていくよ。


餞別さ。