うちは
なんか高校にいて
生徒で


つまんなそうに授業を受けていたら
教室の窓枠の下に
波がきていた。


急いでみんなで
窓を閉める。


その波はどんどん強くなっていって
高さも増していって


先生たちが
ものすごく慌てていて


あたしたち生徒も
津波だ!津波だ!」って
叫んでいる。


1階から2階
2階から3階に
避難していくけれど


波は
勢いよく引いたかと思うと
更に上昇して
校舎にぶつかってくる。


窓の向こうに見える
別の校舎が崩れた。


大学病院に
救助を求めるけれど
(なぜ病院?)
何かの実験中らしくて
行けないと言う。


「何の実験だよ!?」と
高校の時の国語の先生が、


奥さんの出産の時
奥さんの陣痛の様子を
リアルタイムでグラフ化する
その表示を見つめながら


「こういう上昇の時に
 株を売ればいいかな。
 さっきの下降気味の時に
 購入しとくべきだったぜ」


などと考えて
時間をつぶしていた 
先生が、


怒鳴る。


うちは友達と
屋上の屋根裏みたいなところに
逃げる。


ケータイを取り出して
岡・・・なんとか病院
というところにかける。
(なぜ病院?)


すると院長は
「大丈夫よ!すぐに行くわよ!」
と言って電話を切った。


KABA.ちゃんみたいな

半分少女 僕とアタシ―KABA.ちゃんフォト&エッセイ集

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声だった。


後もう一回波がぶつかると
屋根裏の窓も壊れる。


という時に窓が開いて
なんか白い乗用車に乗った
(なぜ乗用車?)
オレンジの救急隊員が現れ
「乗れ!」
という。


それに乗ると
ほんの15メートルくらいの坂を下って
地上に降り立った。


なんか
助かった。


オレンジの救急隊員は
「波がきたら
 いつでも俺を呼ぶんだ」
と言って去っていった。


白い乗用車が去っていく方には
きれいな海が光っていた。


救急隊員の顔が
全く思い出せない。