電話の相手

真夜中2時半頃に
かかってきた電話。


「東京行った時には
 よろしくお願いします♪
 さみしんすよー」
「もうぜひぜひー
 連絡ください☆」



返事はしてみたものの
本当は
誰と話していたか
よくわかっていない。


ご、ごめんなさい。。。


さて。
5時頃就寝
11時頃起床


父のケータイを使った
母からの電話。


「あのねー
 紅葉見に行こうと思って
 外出たんだけどねー
 お父さんが急に
 魚を買いにいきたいっていうからね
 今家にね
 クーラーボックス取りに帰ってるの」


「うん」


「でねー
 そのままつくばに行こうかって
 お父さん言い出してねー
 夕飯一緒に
 食べない?」
 

「うん、いいよ」


父の思考は
直感的で
行動は突発的。


高校2年生の夏休み。
朝、玄関で
出張に出かける父が
母に突然


「あ、そうだ
 土地、売り出してるから
 買っといて」


と告げて
神戸へと旅立ったことを
覚えている。


混乱した母は
「土地、見に行くわよ!」と
あたしをたたき起こした。


我が家が
KEEPしておこうとした土地に
早速契約したいお客様がいるとの連絡を受け
その日のうちに契約。


ちなみに。
「早速契約したいお客様」とは
あたしと妹が
よく車にボールをぶつけていた
近所のおじさんのことだった。


今はお隣同士。


おじさんはあたしたちのことを
しっかり覚えているらしく
挨拶をしないし、
返さない。
父はそれに腹をたてている。


もちろん
仲は悪い。


2月の豆まきの時期には
家族ぐるみで
奴の家に向けて
豆をまく。


相方さんと
バトミントンをしながら
父と母の到着を待つ。


あんこう
ぶりと
牡蠣と
かわはぎと
鯛を
もらう。
豪勢な誕生日プレゼント


中華を食べに行く。


隣の家のおじさんちに
赤ちゃんが生まれたそう。
どうやら誕生日は
あたしと同じよう。


まあ、
おじさんに似ず
あたしのようになれば
よいんでない?


母に妹にあたしにと
いつも女ばかりに囲まれていた
父だったが
相方さんが同席したせいか
少しだけ
「男の話」を垣間見せて
おかしかった。


おいしかった。