馬鹿。

お腹のすいた人に
「僕の顔をわけてあげる」とか
「困ったことがあったら
 いつでも呼んでね」とか
笑顔で言えるくらいの
奉仕の心があれば


あたしも
アンパンマンみたく
強くなれるんかなあ。。。


ところで。
ドラマ「ドラゴン桜
ドラゴン桜 DVD-BOXの最終回を
見る。
馬鹿だ馬鹿だと罵られて育ってきた
馬鹿高校の生徒たちを
東大へ合格させるという
スポ根的受験ストーリーである。


あまりにも
馬鹿馬鹿とドラマの中で連呼されるので
気になって
「馬鹿」を広辞苑でひいてみる。


元は梵語
すなわち無知の意で、
古くは僧侶を指す隠語。


確かに、「莫迦」と書きますし。


*社会的常識に欠けている
*無益なこと
*役に立たないこと
*度がはずれていること
*馬鹿貝の略。


ある高校生の一人。
筑波大の医専に入りたいそうなのだが
先生には
「お前が!?」みたく
「馬鹿」にされるので
言いたくないそう。
進学校じゃないし。


でも必死に勉強しているよう。
数学の問題集を3回も解いて
学年TOP群に入って
「まだまだ」とか言って
筑波大のこと真剣に聞いてくるし
今のところ、本気のよう。


点数よりどっちかっていうと、
そこまでやる根性が偉いと思う。
根性と集中力のあるヤツが
最後は勝つよ。


とか言って
応援してやっているけれど
環境もあるし、
やり方もあるし
ちゃんとやる人と
できる人は
また少し違うとも思うし
いつか自分で
現実との折り合いをつける時が
くるとは思うけれど
まだ諦めるには
早すぎるし。。。


あたしに相談したって
文系だし
先生じゃないし
現実的なことは
何も出来ないことを
ちゃんと認識しなくてはならない。
自惚れが
その子の人生に関わってくる。


このままだと
井の中の蛙の彼は
自分は「無知だった。馬鹿だった」と
気付く時には手遅れかもしれない。
そうならないよう
周りでフォローしてやるのが
大人の役目じゃないのか。


その子は
その子の頑張りや今の状況を
あたしが諦めていないと思っているから
あたしに真剣に連絡をしてくるのだから
あたしが諦めちゃいけないんだ。


でも。
本当は
担任の先生にそっと電話して
「これこれこういうようなのですが・・・」
と、伝えようと思ったけれど
辞める。


本気で行きたいなら
馬鹿にされても
それに反発して
それでも「自分はやります」と
言えるくらいじゃないと
きっと駄目だと思うから
そういう風に
その子に言おう。


反発心ほど
強いものはないと思うから。


天邪鬼なあたしは
そうやっていろいろ
やってきたから


やっぱり、そう思う。