妹じゃねえ。

呉服店をまわる。
妹の成人式の振袖をさがす。
レンタルではなく購入する人も多いらしく
どこの店員も笑顔で購入をすすめてくる。


決まってあたしの顔を見て言う。
妹さんがいらっしゃるならば
 この機会に用意してしまってもいいんじゃないですか?」


あたしは妹じゃねえっての。


「あたしの成人式は終わったのでいりませんけど」
って不機嫌そうに突っ返したら
「あ!ごめんなさい」って
いろいろ割引してくれた。


妹よ、あたしのおかげだぜぃ。

 
あたしの成人の日なんて
熱出した病人の看病で終わったなぁ。


さて。
足女時代の友達四人で遊ぶ。
くみさん。
なかざっちゃん。
ほんままん。 


カラオケでは。
高校時代、
中島先生の音楽で習った歌をうたう。
なごり雪
リビアを聞きながら。
ガラスの十代
想い出がいっぱい。
時代。
未来予想図Ⅱ
最後は合唱コンクールで歌った
川の流れのように、を
合唱して締める。
足女ならではのカラオケがうれしい。


カキ氷を食べながら
「カキ氷のない夏なんて
 セーラー服のないブルセラショップと
 同じだね」
と話すほんままんに同意する。


足女元祖セーラー服、万歳☆
売らずに済むくらい
しっかり頑張って生きていこーや。
また会いましょう☆☆☆