家に帰ってきて、
ポストをのぞいたら、
わたし新聞という
手書きの紙が入っていた。
個人の幼少期の体験と、
人と話すのが苦手だという話題、
だけどこれからは
がんばりますので、
またお伺いしますから、
その際は、よろしくお願いいたします。
という内容の、
生命保険のチラシだった。
あーなるほど、
と思いながら、
ゴミ箱へ捨てた。
みんな、
人の心を開こうと必死だ。
あの手この手使って、
いろいろ考えて
自分がやられたら嫌なことまで
気付かぬうちにやって、
それでも人の心は、
開かないことの方が多いんだ。
小難しいよ。