六時半に。

夕方六時半に
会社を出た。


空は
うっすら藍色がかってきている頃で
まだ少し明るかった。


もう、そんな季節なんか。
いつの間に
そんな季節になったんだ。


気付いたら
夏になって、


夏にやりたいと思っていたことを
何一つやれないまま、


また秋が来て、
誕生日が来たりするんかな。






とか考えてしまったら、
なんだかどうしようもなくなってしまった。