TKR

「チュチュ カレイドスコープ レビュー」


別に深い意味はないらしいが。


銀座の教文館書店で
開かれた
朗読会を見に行った。


一番上の行は
その朗読会のタイトルだ。


4人の人が朗読をして、
私は一番「エミさん」の朗読に
もうもうもうもうもう釘付けだった。


ふさふさの金髪に
黒の網タイツとゴールドのミュール。


赤と紫と黒の
短いキャミソールワンピ、
からチラつく赤のブラジャーと
こぼれるおっぱい、


毛皮のコートを脱いだら
もう見るところはそこしかないだろう!
というようなセクシーな衣装で
登場した彼女の朗読は、


読み始めたら
いっきに引き込まれて
目線は胸から
彼女の顔に、目に、
吸い寄せられてしまいました。


人間の弱々しい部分が
欺瞞やプライドとなって表立っている姿を、
童話的に指摘する。


悔しいけど、言われたくないけど、
そうなんだぜぃ!みたいな。


それが、
彼女の見た目と相まって、
異様な説得力を発しているのです。


惜しみない拍手を
送りました。


いやー、世の中には
芸術家がたくさんいるんだなー。