ニート

絲山秋子さんの「ニート」を

ニート

ニート

読んだ。


この人の本は
本当にはずれないなー。


毎回読んで、
「ああ読んでよかった」
と思う。


ニートの男友達を
なんとなーくほおっておけなくて、
お金を渡したり、
しまいには
他人とルームシェアしている部屋に
居候させてしまったり。


その、
「なんとなーくほおって置けない」
微妙な感じに引き込まれて
読んでしまった。


なんとかしてあげたい
社会復帰させてあげたい
困っているから助けてあげたいとか、
そういうのじゃ絶対になく、


好き、
というわけでもなく、


関係性というより、


なんとなーく、
それは自分の一部分がうずくような感覚で、
ニートな友人に共感ではなく、
ニートな友人が
自分の一部分とかぶってくるというか、
ニートな友人が痛み出すと、
自分も痛み出す、
みたいな。。。


同族意識
蹴りたい背中
みたいな?
んーなんか違う。


似ているからできた関係でも
ない気がするし。。。


なんだろう、なんだろう。
所詮、偽善か?


****************


つーか別に
関係性に名前をつけようなんて、
誰がはじめたんだろうナ。


関係性に名前をつけようとするから、
つかない関係性が
非常識みたいに見えて


悩んじゃうんだもの。