披露宴ファッションマナーより。

10月あたま、
友人の結婚披露宴に
呼ばれている。


披露宴に呼ばれたのは
初めてなので
ドレスやらショールやら
靴やらコサージュやら
なんやらかんやら一式揃えた。


繕ってくれたお店のお姉さんが
様々なマナーを教えてくれた。


「コサージュをつけるのは左側。
 心をこめてお祝い、
 ということで、心臓の左」


とか


「つま先の見える靴や
 ピアスは厳禁。
 お祝い事に穴をあける」


とか


「時計はつけない。
 時間を気にする姿になる」


とかとかとか。


細かな取り決めには
きちんと理由があって
なるほどと感心した。


そういえば
日本の昔からの
習わしなどには
いつだってきちんと理由がある。


お盆に
ナスやきゅうりに串をさして
乗物を作る理由。


女性が帯揚げに
蜘蛛模様を隠す理由。


ひとつひとつの行動が
それだけ丁寧に考えられて想いをこめて、
なされていた証拠なんだろう。


情報がサラッサラ流れていく現代人に
少し欠けている面かもしれん。


「なぜ、それを、したのか」


なんとなく、流れで、時代的に、思いつき、
などと曖昧な言葉を並べるのではなく、


きちんと答えられるよう、
スピードを大事にしながらも、
丁寧な仕事ができるように
心がけたいものですナー。