ずれた一日。

どうにもずれた一日だった。


午前中映画を見ようと
勇んで渋谷へ行ったら
満員になってしまって入れなかった。


仕方ないので表参道で時間を潰した。


お仕事の勉強会みたいなんが
10分延びて、
谷中で開かれていた朗読会に
着くのが遅れた。


終わってしまった。


「手話での朗読があったんだよ」
と聞いて、かなり残念に思った。
すんごい聞きたかった。
(見たかった)


カレーを注文したら
すみません、
さっきのでライスが終わってしまいまして・・・
と言われた。


演者の方が、
特別に朗読をしてくれた。
私の好きな訳詩とラタトィユという詩。
来てよかった。


あと、「世界の果て」について
話をしてくれた人がいた。
「世界の果て」とは
どのような場所だろうかと、
抽象的ではなく、具体的な絵として、
三日前くらいから考えていたので、
うれしかった。


来てよかった。


雪が降り始めていた。


外へ出ると結構大ぶりな雪で
谷中霊園の通りを駅に向かって歩いた。
どんどん白くそして丸みをおびてくると、
墓石もやさしく見えた。


京橋に行って映画をみた。
満員寸前のところで
ギリギリ入場することができた。
人気だな、山崎ナオコーラさんの
人のセックスを笑うな

人のセックスを笑うな (河出文庫)

人のセックスを笑うな (河出文庫)


文藝賞受賞時に小説は読んだが、
あんまり面白くなかった。
人のセックスを笑うな・・・って言われても
 別に、笑えるところなんてなかったぞ。
 っていうか、笑うどころか、
 そのセックスに特別な関心すら持てなかったぞ」


って思ってた。
じゃあなんで映画みるんだよ。
それは、永作博美をみたいからだー!


映画も、まあまあかなー。
ラストは好きでした。
ただ、ラストのラストが
文字に頼ってしまっているところが、
かなり興ざめだった。


やっぱりさ、映画はさ、
映像なんだから、
文字を映像にしちゃったらダメだよー。
「文字は映像に勝てないなー」
って思わせてくれなきゃ、
残念だよー。


積もると思っていた雪は
止んで、雨すら降っていなくて
興ざめだった。


家に着いたのは0時過ぎ。
いろんな部分がずれていたけれど、
まあよひ一日だった。