ゲドった金曜日。

ゲド戦記を見た。

 


Yahooでのユーザーレビューは
酷評で
だけどその中に
17歳の女の子の
一生懸命なレビューがあって


「私はこの映画に答えをもらって
 救われました。
 これは子ども為の映画なんだ、
 だから、大人に分かるわけない。
 
 みんなハウルの時は
 難解でも理解しようとがんばっていたのに
 どうしてゲド戦記
 分かろうともしないんだろう」


というような内容。
その子に動かされていった。


うちは
原作とか全く読んでないから
どれだけ全然違うとか
わかんないけど


この女の子の気持ちは
分かった気がするよ。


ハウルより、
全然好きな映画でした。


主人公の
生きたいとか死にたいとか
死にたいとか生きたいとか


稚拙かもしれないけれど


17歳の女の子が言うようなレビューを
若い人がたくさん書くように、
気付いてくれたらいいなと
映画のためにっていうんじゃなくて、


映画の役割として


心から思った。


脚本がどうとか
絵がどうとか
作り手としては大事だけど
気持ちを受け取ろうとする
受け手の立ち位置として
そこばかり語るのは
くだらない話で


もっと強く訴える、
詩みたいな
怖さがあると思った。