筑波山の一日

筑波山のてっぺん

こんなにも過酷だとは・・・


社学の卒業旅行。
みんなで筑波山に登る。


ケーブルカー・・・
を使わずに足で登る。


ハイキング気分で
ウキウキでいると
現実は
土土岩岩急な坂
手を使わないと登れないような
ところもある。


めっちゃ汗かく。
めっちゃ疲れる。


とにかく
先頭メンバーが元気すぎる。
ペース早過ぎる。


よーいちくんとたくみが
後ろから


「わっしょい!わっしょい!」


と押し上げる。


うるさっ!


なべさんのやさしさが
身にしみたよ。


てっぺんの景色は
死に近しい景色。
がんばってよかった。


バーベキューをして
(おじさんがサービスで
 バーベキュー場所を貸してくれた)


温泉に入る。


隣から男たちの大声が
聞こえてくる。


うるさっ!


途中
同じ場所にあった宿泊所に泊まっていた
小学生の女の子たちが
入ってきた。


男たちのうるさい声を聞いて
「男子の声だ」
と勘違いする。


壁向こうに向かって
「うるさーい!」
「黙れー!」
とか叫ぶ女の子たち。


その向こうには
二十歳を超えた
3週間後には
院生だったり
社会人になるような大人がいて。。。


筑波山コテージで輪になって
ウインクキラーという
ゲームをする。


カードを配る。
ジョーカーが回ってきた人が
犯人。
エースが回ってきた人が
犯人を助けるための共犯者。


そのことは
当人しか知らなくて
犯人はみんなに気づかれないように
目のあった人にウインクをする。


ウインクされた人はゲームアウト!


他の人は
犯人にウインクで殺されないように
一人一人顔をじっと見ながら
犯人探しをする。


周囲が次々と
「死んだ」とかいいながら
脱落していく中で
一人一人を疑っていく。


怖っ。


もちろん犯人も
自分が犯人だって気づかれないように
「うわあ、怖い」
とか言って周りを騙す。


そんな遊びを
10時から2時くらいまで
真剣集中。


いやあ、
4年間一緒だったけれど
こんなにみんなの顔を
まじまじ見たのは
初めてだよ。