「先生、何階?」

高校生の時
テストが終わった日は
必ずゆきちゃんと
カラオケ行くって
決めてたんだ。


一年生の時
一緒に北海道旅行へ行った以来
全然会っていなかった
彼女と会う。


久しぶりなのに
寝坊して
30分遅刻してくるあたり
変わっていなくて
なんか嬉しい。


ココスでだらだら
話す。


モンゴルへ行って
ゲルに住んで
遊牧民達と
遊牧していた話を
聞く。


「いつの間に
 そんな壮大な経験を?」


「なんか大学生だし、
 しなくちゃと思ってさ」


体調を崩して
遊牧民に看病されるなんて
確かに、
なかなか無い経験だわ。。。


もちろん
カラオケに行く。


高校生の時は
2人で6時間7時間ぶっ通して
はしゃぎまくるほど
カラオケ大好きだったけれど
22歳の今
そんな元気は二人に無い
が、


なんだか懐かしくて
嬉しかった。


彼女は妹と同じ大学
同じ教育学部
マックで
小学校での
教育実習の話を聞く。


「先生、どこ住んでるの?」
ではなく、
「先生、何階?」
と生徒は聞くらしい。


マンション住まいが
ほとんどだからだそうだ。


それってヒエラルキー


「あたし15階」
「僕32階」
と生徒が答える中
彼女は
「2階」と答えてきたそうだ。


ゆきちゃんは
あたしと同じくらい
テキトーだから
すごく楽で一緒に居やすい。


いっぱい話して
ものごっつ
楽しかった☆