リンダな世界。

文藝賞最年少受賞
平成マシンガンズ
三並夏
15歳、中3
平成生まれ。

文藝 2005年 11月号

文藝 2005年 11月号


中3って。。。
世界を斜めって見たり
上から見たりするよりも
自分が中心にいるような年頃
ちゃうんかな。


なんて
もうそんな
10代前半くらいの若い子でさえ
山本リンダみたいには
現実、生きていけないのかな。


「ウララ ウララ ウラウラで
 ウララ ウララ ウラウラよ
 ウララ ウララ ウラウラの
 この世は私のためにある」

踊れる歌える山本リンダ

踊れる歌える山本リンダ


ところで。
今日は後輩の子の紹介で
ロリータ少女のお話を
聞くことができた。


かわいらしい、
とても感じのよひ少女。


ロリータ少女らも
どうやら山本リンダのようには
生きていけないようだった。


夜。
深夜番組「爆笑問題のススメ」を見る。


今日のゲストは落語家さん。
名前を忘れた。


世の中には
才能で、
ポンと成功してしまう人もいる。
しかし多くは
才能がなくて脱落していく。
落語は
「人間そんなもんだよ、
 醜いよ
 エロいよ
 失敗するよ
 だからそれでいいんだよ」と
どんな人間をも受け入れる
懐の深さがあるそうだ。


ちょっと
落語を聞いてみたくなった。


あたしは
人間の
きったないところとか
くっだらないとこととか
エロいところとか
嫉妬心とかエゴイズムとか
そういう、
人間の後ろめたい部分が
隠しようがなくなって
「ザバァッ」でも「サラリ」でもいいから
露呈してしまった
お話が好き。


そういう中においてのみ
「美しい部分」って
描かれると思う。


足を痛めて歩いて見た風景は
車で到達するより鮮明だし
人を裏切ってまで何かを希求する姿は
一途さの象徴のように思うし
眼を潰してまで示せる愛は
まさに疑念のない「愛」だ。


美しい部分を描こうとしたら
きっと
その対極にあるものも書かないと
伝わらない、、、のか
もしくは存在しない
似非もののように思う。


とか考えるようになったのは
高校3年生に
あがった時のことだなあ。。。


うん、決して中3ではないぜぃ。


中3はどっちかっていうと
山本リンダの世界だったからナ。


「うわさを信じちゃ いけないよ 
 私の心は うぶなのさ
 いつでも楽しい夢を見て
 生きているのが好きなのさ」